リサが冷蔵庫を開けると、薄暗い黄色の明かりが空っぽの中を照らした。数日前にまとめ買いをしたばかりだったはずなのに、どうしてまた空になっているのだろう。彼女はそう考えた。
数日前、彼女は彼氏と大げんかをしたあと、スーパーへ行って大量に買い物をして帰ってきた。けんかの原因は、彼氏がかなり高価なバラを一輪買ってきたことだった。「このバラ一輪で、どれだけのものが買えると思ってるの?」「数学が苦手?いいよ、私が見せてあげる!」リサはそう言うと財布をつかみ、外へ走り出した。
「これで、本当に何もなくなっちゃったね……」